哀しみの最果て
松本は小さく頷き、傍にいる男に「教えてやれ。」と告げると男は「へい。」と答えた。



「宇都宮にある総合救急病院にいるはずです。」



「せがれよ。わかっておるとは思うが、我が渡良瀬会はこれ以上この件に関わるつもりはない。この意味わかるな?」



宮部は「はい。」と頷き松本の言ってる意味を瞬時に理解した。

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