哀しみの最果て

「探偵の人が?ま、まぁいい。そっちに今から行くよ。」


「わかりました。」


斉藤は受話器を置き、受付へと急いだ。


やや早歩きで受付へと向かうとスーツを着た20代後半らしき男性が立っている。


先ほど電話をした受付の女性が斉藤を見るなり「この方です。」と告げる。
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