哀しみの最果て
ビルの外へ出るとより一層暑さを感じる。

腕時計に目をやると11時半をさそうとしていた。


「暑っちぃ…さっさと車に戻るか。」


宮部は駅前に泊めた車へと歩き始めた。


ふと、携帯を取り出しどこかへ電話を掛け始める。



…プルルルルルル…



「もしもし。」


「もしもし、宮部です。鈴花さんで宜しいですか?」


「あ!お世話になってます。」


どうやら鈴花に電話をかけたようだ。
< 51 / 177 >

この作品をシェア

pagetop