好きです西野くん!

快斗と共に向かったのは裏庭
そばにあるベンチに腰掛けた



「っでだな!好きって感情はな?」


「おう」


「その人を思うと、胸がひどくドキドキしたり、その人が側にいないと落ち着かなかったり、あとその人が他の男と話してたらイライラしたりとかかな?」



まさか、あの尋常な胸のドキドキはそれ??


側にいないと落ち着くのも?好きってこと?



他の男と???話し???


何だこれ?想像したらすごいイライラするな!


まさか、俺…




「なぁ快斗」



「はいよん?」



「普段言ってくれる言葉が急に無くなってショックとかも、その感情…なのか?」


「おうそうだぜ!翼ー!お前やっと恋したかー!」


こ、恋???



…そっか。
俺が昨日あいつが告られてるの見てひどく
イライラしたのは、、



俺が…






俺が…坂野のことを好きになってたからだったのか。




…ようやく気づいた。
自分の気持ち。



< 154 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop