だったらあんたが堕ちてくれ

椿が客間へと引き返す。

急いで靴を履いてドアを開ける。

椿が客間から出てくる。

その体には妹のコートを羽織っている。

でも無視。

家を出る。

歩く。

椿は少し後をついてくる。

「なんだよ」

「だから。私も行く」

「邪魔なんだって!」

「暇なの」
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