*゚闇に沈む少女*゚
☆*:池田屋事件:*☆




――――――スパーンっ!!





「誰だっ!!....て 雛菊か。」





「大変ですっ!!


古高俊太郎を問い詰めたら....
祇園祭の前の風の強い日を狙って御所に火 を放ち、その混乱に乗じて中川宮朝彦親王を幽閉、一橋慶喜・松平容保らを暗殺し、孝明天皇を長州へ動座させる(連れ去る)と吐きましたっ!!」






「何っ!直ぐに、近藤さんや芹沢さん、山南さんや各組長集めろ!!」







「はいっ!!」






僕は、全員を呼びに行き
緊急会議となった。







「........と雛菊の聞き込みに寄る情報だ。」






「何て事だ....っ!!」





「山崎くんの目星はどこですか?」






「池田屋か四国屋だと思われます。」






この場合だと....池田屋事件なのだから
池田屋に決まっている。






「じゃあ、二手に別れよう。」




「俺は、 芹沢さん,沖田総司,永倉新八,藤堂平助,雛菊紫陽花で池田屋を襲撃する。」





「え、近藤さんそれだけですか?」






....少ないけど 芹沢さん僕を除けば
これは史実通りだ。






「大丈夫だ、こちらは強敵揃いだ。




人数が少ない代わりに、総司や雛菊君たちを連れていく。」







「....そうか。」





決まったと言うことで
準備をする為に 解散となった。




僕は 皆がバタついている隙に
拷問部屋に行った。







―――――――バタンっ!!






「俊太郎っ!!」





「........雛菊か?」







「悪いな....ほんと。」






縄を急いで切って、バレると拙いので
早速 門の外に出した。






「早く行けっ!!」





「あぁ、また後でなっ!!」







僕は、俊太郎と別れた後.......







手紙を付けておいた 白烏を小屋から出し、
沖田さんの部屋へ急いだ。






――――――――....スッ。




「沖田さん。」





「何ですか....?」




沖田さんは 明るく振り舞っている...が。





顔色が優れておらず、
とても青い顔をしている....。





「これは、薬です。



池田屋で最後まで戦いたいのなら
この薬を飲んで下さい...」





沖田さんは 池田屋事件で
労咳を発病すると言われている



この時点では 熱中症という説もある。





「何故 飲まないと...「はっきり言います。

....貴方は 気づいてると思いますけど
沖田さんは 労咳にかかっています。」





思い当たるのか 沖田さんの表情は曇った。




「労咳は 不治の病とされてますが
この小瓶の中身を飲めば治ります。」





「...僕は。。」





「これを飲めば 治りますし今回の戦いを
離脱しなく て済みます。




........後は、あなた次第です。」







この事件で貴方を失う訳には行かない
....沖田総司。






「わかりました、飲みます」




「良かったです。




あと 水分も摂ってください。」






「...わかりました。」




僕は 沖田さんに赤い粒の薬を渡し
水と一緒に飲み干した。




沖田さんの顔は青かったけど
数分経つと、顔色が良くなっていた。





「...凄い、とても楽になりました!!」






「役に立って 良かったです。」





沖田さんの顔色がとても良くなったので
部屋を後にした。





(やはり、優しい娘ですね♪良かった)





沖田さんが そんな事を思っていたとは
紫陽花は知らない。 







あの赤い粒の薬は 大阪力士乱闘事件の時に
斎藤さんの腹痛の時に飲ませたのと同じもの。






あれは....僕の血液だ。




僕の血を他人に飲ませる事で
病気や怪我を癒す治癒能力が発動する


だから、それを飲ませた。






そして、僕は仕事道具を確認し
愛刀を腰に指し 玄関まで急いだ。




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