空の色をおしえて
と奥の席に女子の人だかりが出来ているテーブルが気になった。
「あ、ほらあそこ。兄さんいたよ」
引き返せないほど奥まで潜入してしまい、もはや観念した様子の隼人君が、ため息のような声をだした。
その人だかりの方向へ恐る恐る近づくと、中心にいるのは大きな女性だった。
……女性??
………………!!!!????
「あ、秋人っ!!!!????」
「うわっ、美咲!?」
「……来るなっつったのに……」