空の色をおしえて
「な、何よ……そんなに変?」
向かい側のショーウィンドーに映った自分の姿を、くるくる回転しながら確認している。
こういうところはかわいいんだよな、この人は……
「大丈夫、似合ってるよ」
何だか肩の力がガクンと抜けてしまった。
半ば無理矢理連れてきたようなものだったから、険悪な空気になることも覚悟していたのにこれだから。
でも、良かった。
それだけですごく気持ちが明るくなって、軽い足取りで会場まで向かった。