【完】恋のおまじないNo.2
そんなの、なるに決まってる…。



デートなんて、初めてだもん。



だけど言葉にはしないでおいた。



ただでさえ無神経な発言が多いからね。



そのときのことなんて、今わかるわけないのに適当に言うなって言われそうだもん。



カズマだって仮定で言ってるし、ここはあたしも…。



「そうなると、いいな」



「おっ。絶対なるよ!って言うと思った。珍しく慎重だな」



「わかってたんだ!?そうなの、迷ったの」



「何年一緒にいると思ってるんだよ。俺のこと、無駄に喜ばせるの得意じゃんお前」



「ええっ!?」



「無自覚だろーけど。俺のことより先に、自分を見つめることから始めた方がいいか」



「もうっ、ばかにしてる!」



カズマを追いかけると、笑って逃げていく。



あたしより、あたしのことをわかってるよね。



人を好きになるということは、その人をよく知りたいと思うこと。



そういう欲求が、カズマに対していっぱいでてきたら…あたしの恋は本物になるのかもしれない。



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