【完】恋のおまじないNo.2
「あ~またあんなことして。人気でちゃうよぉ……」



そう思ってるのは桃ちゃんだけ。



あそこまでやられると、みんな遠慮しちゃうんだから。



「5組桜庭くん」



「あっ、桜庭くんだ。ゆめちゃんに手を振るかな」



パッと桃ちゃんが顔をあげる。



「えーっ、カズマがそんなの絶対するわけないよ。っていうかなんのために?」



桃ちゃんの発想が、面白過ぎる。



新羽くんの後を紫藤くんがバトンタッチしたものの、桃ちゃんが断ったこともあって、結局カズマも道連れになったんだよね。



いつものクールフェイスで舞台に上がっている。



「あの人カッコよくない!?」



「きゃーっ、この学校に入ってよかった」



そんな声が、1年生のいる方から聞こえてくる。



「桜庭くん、すごい人気!さすがだね」



「うん。あたしの自慢の幼なじみだもん」



< 262 / 282 >

この作品をシェア

pagetop