雨がいなくなったら




頭がパニックでショートした私は、冷静さを取り戻しながら、テレビをつける。天気予報が梅雨入りを発表している。なんて誕生日だ。私はまた間違ってしまった。こうしていつも自尊心だけがすり減っていく。頭痛は止まない。いつもなら彼が頑張ったねと声をかけてくれるのに。不器用な自分が嫌いだ。プレゼントは嬉しかったのに。失敗した。反応に失敗してしまった。






玄関で待っていよう。彼を待っていよう。
土砂降りの雨がやんだらきっと彼は帰ってくる。そう信じて待っていよう。その時に、全てを彼へと伝えよう。思っていること、謝らないといけないこと、それでも私は彼が大好きだということ、全てを伝えよう。





彼が帰ってきたら、全てを伝えよう。
頭痛がいなくなったら、全てを伝えよう。



この雨がいなくなったら、全てを彼に伝えよ
う。


< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

使い古した体でも。

総文字数/2,224

詩・短歌・俳句・川柳6ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
__弱い僕がこんなあなたを作り上げてしまった。 __幸せって絶望ってなんでしょうね。 幸せは体は日常は一体なんなのでしょうか。 人生、使いふるしたモノばかりだ。 日記のような詩集です。日々の出来事を言葉にしていたいと思います。 拙いですが読んでくださると嬉しいです。 感想お待ちしております。
花の言葉

総文字数/3,681

恋愛(純愛)6ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
___花言葉って不思議で、花に込められた言葉を知ると花が一人の人間のように思えてくるというか、なんというか。だから、好きなんです。___ そう言って微笑む彼女がいた。 花言葉に隠された彼女の心。 僕は君が好きだから。
服を着て、朝よ来て。

総文字数/2,709

恋愛(純愛)5ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
__最後の夜、貴方と指輪と私__ 服を着て、朝よ来て。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop