浅葱色の忍
文久  春
山崎烝と後の新選組との出会いは



京に、壬生浪士組が発足した

その数日後のこと



会津公に拝謁後
自由散策とし、解散した


「あれ?ここ、どこでしょう?」

「見覚えがないなぁ」



局長 近藤勇と組長 沖田総司が
迷子になり、困り果てていた




「総司、あの人に聞いて見よう」





「すみませんが…
壬生寺は、どっちでしょう?」


深くかぶった傘
顔を上げることなく


右手を西側へ向け


「ここ、真っ直ぐです」



「そうですか!ありがとうございます!」

「どうもありがとう」


「いいえ 京の道は、覚えてしまえば
迷うことなどありません
では、失礼します」


「近藤勇です あなたの御名前は?」


「……山崎烝」


「また、縁があれば」


「そうですね」





近藤と沖田は、山崎に教えられた道を歩き
無事、屯所に帰ることができた












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