浅葱色の忍
会議が終わると、山崎と吉村は、屋根上へ



「副長、2人ともいい人ですね」


「そやろ?
できれば… 吉村には
山南副長についてて欲しかった」


「わかります
なんか、欲のない人ですもんね」


「…刀 振れんくなって
伊東さんがきて
なんや、居場所なくしたみたいやねん」


「似てますね
慶喜様の所に居た時の、山崎さんに」


「やっぱり? ほっとけへんねん」


「ははっ 山崎さんの上方言葉慣れません」


「敬語やめや!」


「あ、そうでした」


「また!」


「あはは!山崎さん、土方副長みたいに
いつも怖い顔してたのに、今は
凄く優しい兄ちゃんみたいだ!」


「吉村… 誘って良かったか?」


「はい!」


「ゴタゴタしてて、堪忍な」


「クククッ」


「なんやねん!」


「だって!山崎さんが俺に謝るなんて!!」


「普通やん」


「ないない!前は、絶対なかった!あはは」


「笑いすぎや!」


「すみません ははっ
正直 山崎さんの変わり様に驚いてま…
驚いてる
本当に楽しそうだし!良い仲間だよな!
…言ってもいいと思うけど?」


「女やって?」


「はい」


「アホ あの優しい副長やで
使い方変えるに決まってるやん
それやのーても、最初は全然仕事をさせてくれへんやってんで?
危ないやら、怪我したらあかんって」


「ぷふっ!!山崎さんが怪我とか…
絶対しないのに!!」


「そう言っても、局長もオロオロしてな」


「それは、今もでしょ!?」


「まあ マシになった方や」


「あれで…」


「そうや せやから女やってバラしたない
助けてくれるか?」


「もちろん」


「おおきに」




























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