ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
いきなりの名前呼び。


真くん、反則だよ……


真くんと一緒にいるとドキドキが止まらなくなるよ。


「あ、ウサギ!ほんとにやばいわ!
走るぞ!」


「わっ……」


真くんはスマホを開いて時間を確認すると走り出した。


あたしの手を握ったまま----------。

「菜々ー!がんばれーっ!」

後ろからきよちゃんの声援が聞こえて
手だけ振った。


電車の中は運良く座れたけど、いつもよりドキドキが増して息苦しかった。


恋するとこんな感じになるんだね…。
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