ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん
「もう〜……歩斗くんまで。」


みんな大きく騒ぎすぎだよ。


「えっ?」

でも、あたしは鏡の中に映った自分自身を見て声を漏らした。


「ねっ?可愛いでしょ?」

きよちゃんに笑いかけられる。

目はつけまつげやアイライナーでいつもの2倍は大きくなっていて、ストレートな髪はふんわりと巻かれている。


いつものあたしじゃない------------


「今日は文化祭なんだよ?はっちゃけちゃってもいいんじゃない?」


以前、夏祭りにきよちゃんに浴衣を着せられた時と同じ感じがする。


あの時も思ったけど
きよちゃんは魔法使いみたい。
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