ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん

*+2回目のキス*+

→真side☆

「げほっ。」


「なんだよ、真。風邪かぁー?」


「るせーなぁ。」


12月半。
コートなしではきつい季節。


外を歩けば冷たい風が俺達を襲う。


隣にいるのは可愛い彼女……ではなく、歩斗。


あの日から……
俺とウサギは話していない。

「お前さぁ、菜々ちゃんにほんとのこと言えば?」

緩くなったマフラーを巻き直しながら歩斗が言う。
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