ゲームも人生?人生もゲーム?
始まりの出会い
こんにちわ、いやこんばんはかな?
いきなりだけどゲーム中に入ってレベルアップとかしてみたくない?


こんなことを言われたのは確か高1の最後の日の夜だった。






「えーと今日で一学年の最後の日になるわけで明日から春休みです。怪我しないように元気な姿を見せて欲しいです。では解散。」
そういって担任がホームルームを締めた




帰宅していつも通り何も変わらずに
飯を食い、風呂に入り、だらだらして寝た。


「ねぇねぇ。」
誰かが呼んでる気がする
「ねぇ君。いきなりだけどゲームの中に入ってレベルアップとかしてみない?」
わけもわからずとりあえず質問してみた

「えーと?これは夢?そして誰?そんでなんのこと?」
聞きたいことを聞いてみた

「あ、ごめんね。いきなりすぎたね。ここは夢の中だよ、自意識を持って話すことができる夢の中さ。
そして私はうーん、とりあえず今はウメとだけ名乗っておくよ。
そんで君にはゲームの中に入ってもらってレベルアップとかしてクリアを目指して欲しいんだ!
ゲームの中、これからは(ヘイト)って呼ばせてもらうね。
ヘイトの中はいろいろな町や村やダンジョン、草原があるんだけど、最近村や町が増えたせいで人手不足なんだ。
だからこういう感じて人を募集しに来てるってわけさ!」
とたんたんと説明をしてくれた。
目を開けてみたらまぁびっくり、
目の前にはすごい美人!
だけど何故か全身緑色のジャージを着ていた。
気にはなったけどスルーすることにした。

「えーそれで?俺は冒険者に?まぁとりあえず内容を説明してもらえるかな?」
ちょっと興味あるなぁ、と考えていた俺

「じゃ簡単に説明するよ!
まず君は冒険者になってもらうよ。
モンスターを倒せば経験値がもらえる、お金がもらえる、ドロップアイテムがもらえるかもしれない。
剣も魔法も銃もなんでもありさ!
次に時間についてだけど現実世界とヘイト時間は繋がっているよ、だからヘイトで過ごした時間現実世界では寝ていることになるね。
体に負担がかからないようなところでダイブすることをオススメするよ。
そして食欲や生理的欲求も全てリンクしてるから安心してね。
お金についてはヘイトに入ってから現実世界へ戻るまでに貯めたお金の100分の1のお金が現実世界の口座に振り込まれるよ。
まぁ出来高のバイトみたいなもんだね!
ヘイトから現実世界への戻り方はセーブした時のみだよ!
セーブはセーブポイントかレベルを5アップした時にしか出来ないから気をつけてね。
ゲームオーバーいわゆる死んじゃうってことだけど基本的には9回まできるよ。10回目死んじゃったら現実世界でも死んじゃうからオススメはしないかな。
でも死んだらお金は半分になり、5回目以降はペナルティーもあるからよろしくね!
最後に特殊能力を一つだけ与えることができるよ。
説明は簡単だけど以上になるよ!」
長々とした説明が終わる。
ウメはちょっと疲れている。
そりゃそうだこんだけ喋れば

「お、おう、とりあえずお疲れ様。
一つ質問なんだが能力ってなんでもいーの?」
気になったことを聞いてみた。

「うーん、基本的には私がダメと思わないやつだったら大丈夫だよ。だけど不死とか最強、無敵みたいなチート系はダメかな!
ゲームにならないから。」
と笑いながら答えるウメ

「じゃあさ、思ったものを出せる能力とかっていけるかな?」

「うーん、例えばどんなのかな?」

「例えば、剣とか火や雷を出せたりとか?」

「えーと、出来るけどレベルによって武器や魔法の攻撃力や防御力も変わってくるし出せるものも変わってくるけどいい?
初期レベルだと出せても市販の武器より性能の低い武器だけだけど大丈夫?
それにどんなにレベルが上がっても自分を回復させる魔法やアイテムは出せないから気をつけてね。」
こんな感じと説明してくれたウメ

「いーよ!むしろそれくらいじゃないとね!レベルアップすれば出せるものも増えるなんて面白いじゃん!」
今俺はものすごいわくわくしている。

「で、どーするやってくれるかな?」
ウメが聞いてきた

「いーよ!やるよ!
死ぬのは怖いけど死んだら自業自得だからね、現実世界で呆けているよりマシでしょ、
能力とかも使ってみたかったし。」
俺は食い気味にウメに言った


「本当に?ありがとう!
ちなみに冒険者にはNPCと君と同じく募集された人が居るからギルドに入るもよし少数パーティで居るもよしソロも良しみたいな感じだよ!
NPCのレベルはその場所と人によって違うからパーティを組むときは気をつけてね。
彼女を作ることもありだよーん、募集生なら現実世界で会うこともできるしね、
ちなみに私も冒険者だからどこかでまた会えるかもね。
会えたら名前教えてあ、げ、る、
それじゃ向こうに送るけど当分戻ってこれないけど準備とか大丈夫?家の人に相談とか?」
と心配してくれるウメ

「大丈夫、俺友達とかほとんどいないし一人暮らしだし。」
と答える俺

「そっか、それじゃ向こうに送るね、頑張ってね!また会えたらいーねー…」


ウメが言うと目の前が真っ白になり、
気がつくとどこかのベッドの上にいた。
とりあえずベッドから降り、
あたりを見渡すと、床に小さなポーチが置いてあった。
中を開けて見ると回復アイテムとアイコンとお金的な札が入っていた。
(札を見ると10000ベリルと書いてあった。)
とりあえずポーチを持って部屋から出て宿代を払って外に出みよう。
ここから俺の新しい生活の始まりだ!


続く?



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