君との恋歌

奏汰side

朝練も終わり教室に向かおうと廊下を歩いてると
ギャルの女の子に、ミーハーな女の子達がわらわらと近づいてくる
「おっはー奏汰」
「おはよ」
笑顔で返すけど、
早く教室に行きたいんです。
「奏汰ー!」
「奏汰くーん!」
・・・逃げよう。

女の子達から逃げれて教室に来れました。

入学式の時に知り合って今はクラスメイト2年目の、
菅原隆弥(たかや)が、いつもならもういる時間なのに見当たらない
「あれ?隆弥は?」
「まだ来てないよー」
「は?」
近くの席の子に聞いてみるとまだ来てないって
もうすぐホームルームになるんだけど
寝坊ですか。

隆弥に電話かけてみるけど、
留守電に変わるだけだった

チャイム前に廊下を走る複数の影

ガラッと勢いよく入ってきた隆弥
「隆弥!今日なんで遅刻したのさー」
「、、、真由香が起きなかったんだよ」
「何、彼女?彼女かですか、」
「ちげーよ。幼なじみ。」
「電話だってかけたのに」
「あ?電話?」
制服のポケットに手突っ込んで、
バッグに手突っ込んでガサゴソ、


「スマホ真由香の家に忘れた」
「はーー!?」

担任が来てくれたショートホームルームを終えて授業の準備して休み時間のんびり朝飯のパンを齧っていたら、
隆弥が廊下に歩いてった
ちろりと見てみると、
背の低い、ふわふわしてる感じの女の子と話してる、
なんか、かわいい、、、


さっきまで持ってなかったはずの
美味しそうなサンドウィッチを持って戻ってきた
「彼女?」
「幼馴染の真由香。」
さっきのが真由香チャンか、
まぁずいぶんと可愛らしい子ですね
「朝飯食べてなかったし、
2時間目体育って言ってたら、
真由香がくれた。
昨日の夜のうちに仕込んでたらしい」
なにそれ、あんな可愛らしい幼馴染が作ったサンドウィッチとか羨ましいんですけど。


「おい奏汰?」
「あ、なんでもない、」
「そっか」
「そう言えばスマホ家なんだっけ」
「真由香が気づいて持ってきてくれてた」
「神かよ」
「最高の幼なじみです」
「うらやま」
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