愛するもの。愛すべきもの。
「んー?……あ、起きたの?もうちょっと………」
とか言いながら布団の中に忍び込んでた男の……子?が腕を伸ばして私を引き寄せた。
いやいやいや、誰!?
自分の両手を使ってデカイ図体した男を力一杯引き離し、抵抗をする。
が、流石男の力だけある。
「暴れるなって」
欠伸をしながらダラダラ身体を起こした為、あっさり解放された。
まだ意識がはっきりしていないのだろう、ボーっとしている。