終わらない詩



あたしの手は、女のくせに
とても大きくて。


時々男の子にも勝てちゃったり。


指が長くて綺麗だって言われても
小さな女の子の手に憧れた。



だから、好きな人には
特に見られたくなかった。


あたしの手を見ると
今でも思い出す。



キミと手比べの時
心臓がはちきれそうだった。


でかいって言われるのが
怖くて怖くて。




けど、キミの手はあたしより
すごく大きくて。



俺の勝ちって笑って言った
キミの顔、今でも覚えてる。










キミは今、何してますか?


あたしは何度も手を見て
涙を流しました。




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