きっと、君に恋をする。
「ん、行くか」
左手を差し出すと、れるは嬉しそうな顔で小さくて柔らかい右手をそれに乗せる。
「いよいよ、明日からだねっ」
足取り軽くふわふわとしている彼女の手を離すと風船のようにどこかへ飛んで行ってしまいそうで、触れる手をちょっとだけ強く握った。
心做しか、れるも握り返してくれたような気がして少し口角を上げた。
そんなに楽しみなんだ。
「だな」
俺は、ちょっと緊張。
小さく息を吐いて、青い空を見上げると大きな鳥が空を優雅に飛んでいていいなぁと客観的に思った。