*私の総長さん*【完】
沙奈は集中治療室から、一旦、面会が出来る部屋に移された


<<学校>>


憲「祐希のやろー…とうとう夏休み前日まで学校来なかったな…」


竜「仕方ないよ…沙奈ちゃんが部屋移動してから、ずっと沙奈ちゃんの側にいんだぜ…」


雪「沙奈が意識をなくして3ヵ月……ずっと沙奈の側に…」


憲「俺達が見舞いに言った時だって、ずっと「沙奈、沙奈」って耳元で呼び掛けてるもんな…」


雪「祐希さんは…沙奈の事が好きだったんですね…」


憲「俺らも沙奈ちゃんが手術してる時にわかったんだぜ…」


竜「相談してくれりゃーいいのに…」


憲「…あいつ、素直じゃねーから」


竜「きっと、沙奈ちゃんが目を覚ましても、「てめぇ」から始まるんじゃねーの?」


雪「祐希さんらしい」


3人はいつのまにか笑っていた…


そして、顔を見合わせて…


「早く…目が覚めるといいね………」



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