蒼姫様は、守られません!!② ~完~
思わず俯く

璃咲が声を掛けてくれたけど奏翔は分かっているのか頭を優しく撫でた



「よし、遊ぼう!」




そう意気込んで周りを見る




「優くん、行くよ!」

「ちょっ、俺は....璃咲!」


「瞬ちゃん、ボール空気入れてーっ」

「そんなこともできねぇのか」


「もしや、君は愛桜の...」

「恋人です」


「愛桜」

「皐月、こっち来るの珍しいね」

「用がなかったらあいつらの居るとこに来ないよ」

「用って?」

「この修学旅行、あそこの人が紛れ込んでるって」

「知ってる。ずっと一緒にいたもの」



皐月はそっか、と言って去って行った

考える時間をくれたつもりなのかもしれない

私は目を閉じた










大丈夫、まだ離れられる
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