蒼姫様は、守られません!!② ~完~

冬休み開始

そして、帰り道―――――



「ふっゆやすみーだっ!」



どんな歌、それ

瞬矢、歩きながら寝てる...

優"クン"、街中で璃咲にキスするのはやめなさい


そんなことを考えながら歩いていると

ふと、右手に温もりが

視線をそこに合わせると、私の手と絡む奏翔の手




「...さむ」

「大丈夫か?」

「うん」



ほんと、冬って嫌い

寒過ぎるんだもの

とか、夏になったら夏嫌いって言っちゃうんだろうな



「奏翔、今日は私の家?」

「迷惑じゃないならな?」

「ふふっ、全然。賑やかで楽しいわ」



奏翔はほっとしたように笑みを浮かべる

最近、学校帰りは倉庫に通ってたけど

今日は璃咲がいるから私の家になった

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