蒼姫様は、守られません!!② ~完~

前進

☆★雛乃side★☆



お姉ちゃんの背中に必死に掴まる

離したら落ちてしまいそう


最初は戸惑ったけど、だんだん知ってる道になっていく




「雛乃、パパの連絡先分かる?

分かるならスマホ貸して?」




コンビニにバイクを停めてお姉ちゃんが言う

慌ててスマホを取り出して手渡すと少し離れたところに移動した





「もしもし、パパ?

久しぶりだね、あたし璃咲だよ」


「でさ、その雛乃のことで話があるの。

今すぐ、前の家に来て。さもないと、殴り込みに行くから。」




そうお姉ちゃんが電話している間に

アタシは数人の男に囲まれていた




「一人?一緒にイイコトしねぇ?」

「そそ、全然変なことじゃないしさー」

「遊ぶだけー」



手を引かれて抵抗するけど力が上手く入らない

その時、手が突然離れた




「あたしの妹に何か用?」

「んー、キミお姉さんなのー?」

「お姉さんも一緒にイイコトする?」

「イイコト?喧嘩?」

「喧嘩?いいよ、じゃあ俺らが勝ったら言うこと聞いてね?」

「いいけど」

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