蒼姫様は、守られません!!② ~完~
「瞬、俺らもやるかー...」

「そうだなー」

「教える?」

「いいわ」




奏翔と一緒にいた瞬矢がこちらに来て

嫌いな数学を立騎に教わり始めた


あのね、瞬矢

それね、中学の範囲なの

前から密かに思っていたけど、

貴方、昔から勉強しないタイプだったのね

.....やれやれ




「もーっ!瞬ちゃん分かってなさすぎっ」



立騎が遂に声を上げた



「それでね...」

「みぃちゃーんっ!」



ごめんけど、もう少し待ってねー

雛乃教え終えたら行くから



「ふんふん、なるほど?」

「みぃちゃーん....」



もうちょーっとだけ、待ってねー?

リツくんいい子でしょー?



「そうそう、それでここが....」

「みぃちゃん...」



もう終わるから!もう終わるから!!



「できた!」

「みぃちゃぁん....」

「はいはい!」



語尾を強めて返してあげた

少しくらい待てないのか君は
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