蒼姫様は、守られません!!② ~完~

家族になりませんか

「ただいまー」

「お帰り、愛桜」

「ただいま、お父さん」

「...お邪魔しまーす」


あの、立騎が縮こまってる...

お父さん、何気気迫すごいよね分かるよ


「お父さん、力抜いて...」

「あぁ、すまない」


言った通り、お父さんが力を抜くと優しそうな表情が顔に浮かぶ

それを見て、立騎の緊張も和らいだようだった


「君が、立騎くんだね?」

「...はい、あの」

「会いたかった...。ずっと、謝りたかったんだ」


会えて良かった、という気持ちは伝わる

確かに伝わるよ、お父さん

でも限度ってものがあるんじゃないかな...!?

取り敢えず...


「お父さん、嬉しいのは分かったから

立騎を高い高いをやるみたいに

持ち上げるのはやめたげて」


立騎驚きすぎてむしろ無表情だよ

お父さんは謝りながら素直に立騎を降ろした
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