蒼姫様は、守られません!!② ~完~
私が酔いから覚めると

お父さんとお母さん、立騎が

椿さんにこんこんとお叱りを受けていた

うわー...どんまいすぎ

椿さんの説教長いんだよねぇ

しかも、正座

既に三人とも身体が震えてるし

絵面は笑えるわ



「椿さん、そこら辺にして」

「愛桜様、良いのですか?」



それは、あんなにキレてたのに怒らなくていいのかってことかな??



「いいよー。時間が無駄。

それよか、お父さん達真面目な話で立騎呼んだんだから早く話してあげて」

「あ...そうだな」

「そうね。椿、お客様にお茶をお出しして?」

「かしこまりました」



一礼すると椿さんは静かに部屋を出て行った

姿勢を正したお父さんとお母さんは2人掛けソファに、

立騎は1人掛けソファに、

私は立騎の後ろで控えた

今回は私の出る幕じゃないしね!



「今日、立騎くんを呼んだのは話があったからなんだ」

「でもまずは、改めて。風稀と六花のことは謝らせて欲しいの」

「謝っても謝りきれないが、」

「あの、それは前に言った通りほんとにいいんです」

「でも、」

「お母さん、お父さんも。立騎だって暇じゃないのよ?」



そう告げればハッとした2人

思わず口を出してしまった...ま、いいか
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