蒼姫様は、守られません!!② ~完~
家に着くと、雛乃に服を引っ張られる



「ん、どした?」

《そういえば、名前聞いてないなって...》

「あぁ、愛桜だよ。多分、雛乃と同い年

だから、タメ口ね?」

《さっき、〈月蝶〉って呼ばれてたのは...》

「うん、私が〈月蝶〉なの」


さらり、と何でもないことのように

カミングアウトすれば

雛乃はさぞ驚いた顔をした


...そんな?



「とりあえず雛乃、お風呂入って?

身体、洗いたいでしょ?」

《じゃあ、借りるね》



雛乃は眉尻を下げて微笑む

ちょっと悪いこと言ったかも



☆★〈月蝶〉side.end★☆
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