蒼姫様は、守られません!!② ~完~
10章

おかえりとただいま

倉庫に入るとまず下っ端たちに囲まれた






「愛桜さんっ!」

「お久しぶりです!」

「元気にしてましたか?」



「どーどー。みんな落ち着いて」






そういうような仕草をしながら声を掛ける

みんなが落ち着いたのを見計らって言いたかった一言を告げた








「みんな、ただいま」

「「「おかえりなさい!!」」」







声を揃えてみんなが言う

その騒ぎに気付いたのか幹部室から幹部以上が出てきた







「みぃちゃんっ!!」

「みぃ!」

「...愛桜」


「3人とも、ただいま」

「「「おかえり(ーっ)」」」






奏翔が階段を降りて、私の方に向かってくる

下っ端たちは退いて、道を開けた

私もそこを進んで奏翔の元へ向かう






「ただいま」

「あぁ、おかえり。」

「待った?」

「結構な」

「ふふっ、ごめんね?」

「まあ、あいつが意地張ってただけだろうし気にするな」

「そうするー」

「愛桜ちゃん!?」
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