隣のキミ。


幼稚園から中学1年生の頃までは、まぁ普通だった。

だが、中学2年生の頃に急変した。

ある日の朝。

いつものように起きて、いつものように支度をし、いつものように家を出た。

俺にとっては何も変わらない、いつも通りの朝。


「おはよ。輝」

「我が名はライト…。光にも闇にも愛されし存在…」

「…は?」


謎のポーズを決め、謎の言葉を発する。

夢でも見ているのかと思い、自分の頬をつねるが痛い。

逆に輝が寝ぼけているのかと思い、輝をつねる。


「何をするのだ!?私に触れるとは…深い闇に飲まれてしまうぞ…」

「…は?」


なんだ?どうした?こいつは熱でもあるのか?

手をでこに当ててみるが、熱くない。


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