キャンディ☆
第15章

聞こえましたか?

家まで送ってもらって玄関を

開けようとしたときに、


笑顔の彼にあの謎の男の人。

いつも家の前に、いるあの人が


走りながら圭さんに近づいてきたんだ。


彼は気付いてない・・・


ほんとに嫌な予感がしたんだよ。


彼にぶつかってきて

なにかささやいてその人は走り去って行った。


その瞬間、彼が倒れた。


私から見るとそれはとっても

ゆっくりスローモーションのようで


彼のお腹から血がドクドク出て・・・


私、死んじゃうんじゃないかって

恐かった。


叫びながら必死で彼の側まで

行くのに、なかなかたどり着けなくて


彼が完全に、倒れてしまってから

やっと彼の側まで行けた。



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