キャンディ☆
第20章 kei side

感じる時間

俺は気付いてしまった。

俺が眠り続けた時間の間、
きっと林檎ちゃんは落ち込んだことだろう。
でも、君を支えていたのは
ロビンなんだろう?

2人揃ってる様子を見ていると
そう感じるんだ。


2人の距離は俺との距離よりも
ずっと近いんだ。

当たり前なんだ・・・
3年も経ってるんだから。

でも、俺は昨日、寝て今日起きたぐらい
にしか感じてないんだから。

だから3年も経って・・・
2人の間にはちゃんと動いた時間を
過ごしたことを信じられないんだ。

俺だけを置いてけぼりで
過ぎて行った日々。

君にはどんな時間だった?

ロビンのことが好きな君には
幸せだった?


あの3年前のあの頃ならば
俺にも希望はあったかもしれない。


でも、もぅ俺には入り込むことは
できなくなってるのかな?
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