キャンディ☆
事故から10日後の日曜日、

彼は我が家に本当に来た。


バイクではなく今日は車で

スーツ姿の彼は、かっこよかった。


ほんとにかっこよくて・・・

私の心臓は止まるんじゃないかって

ぐらい早いスピードで脈打っていた。


玄関まで迎えに行った私は

彼を家に迎えいれた。


「ちょっと道にまよっちゃって

 遅れたんじゃないかな?」

と彼がはにかみながら笑った。



その笑顔を見たら私は


キュンってしてしまって

告白されたぐらいに赤面してた。

「時間どおりですよ」


「ほんと?!よかったぁ~」

と汗を拭くそぶりをした。


『ちょっとさわやかすぎですよぉ。』


さっきからキュンキュンしちゃって

顔を見ることができません。





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