キャンディ☆
見せてくれた卒業アルバムの中には

今のようなおしゃれでかっこいいロビンは

いなくて・・・・


綺麗な顔だけど、いたって普通な彼が

目立つことなく写っていた。



「かわいいね・・・・」


「そうだろ?!」


「あはは、自分で言う?!」



「あの頃の林檎もかわいかったよ・・・」

少し遠い目をしてロビンは言った。

それはきっと17歳の私のこと。


「あのころの林檎からはさぁ、

 俺と同じものを感じたんだぁ・・・


 普通な自分との葛藤?っていうか・・」


「そうだね・・・普通なことは

 恥ずかしいことだと思ってたよ」


「そんなことねぇ~のにな。

 その時にはわかんないんだよな・・・」

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