キャンディ☆

ただいま

3年も帰ってなかったのに、

やっぱり俺は普通にマンションの鍵を

開ける・・・これって

もぅ体に染み付いてるんだなぁ・・・


エントランスを抜けて

エレベーターホールへ・・・


7階を押して・・・

部屋まで。


その間、林檎ちゃんはキョロキョロしながら

マンション内を見ていた。

「どうしたの?」

「なんかホテルみたいなマンションですね・・

 緊張しちゃって」

「ははは・・部屋の中は質素だよ」


1フロアーに2軒のみのこの作りを

気に入って思い切って買ったマンション。

彼女は気にいるかな?


いつかは、2人で暮らせたら・・・

そんなことを夢見てしまう。

俺は気が早いな・・・


扉を開けて部屋に入るときには

なぜだか俺も緊張していた。


「ただいま」

噛みしめるようになぜだかそう言って

入る。

彼女はその様子をにっこりして見ていた。

「お邪魔します」
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