キャンディ☆
君の方が目立ってたよと言いたかったが

嫉妬心を見せるのが恥ずかしくて

言うのをやめた。


手を繋いで歩き初めて、俺は不安になった。


俺達ってカップルに見える?

援助交際のオヤジに見られてる?

もしくはパパってやつかもしれない?


横でうれしそうに笑う彼女を見てると

そんな不安はちっぽけだと感じた。


俺達だけがちゃんとわかっていればいいんだ。


「なにする?」

「なんでもいいよ・・・

 どっか行きたいとことかない?」


「うん、じゃぁちょっと買い物に行きたい」

「OK!」

そう言ってあてもなく2人で歩いた。


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