キャンディ☆
第32章 kei side

複雑

今ごろ、林檎はロビンと会ってる。

林檎は隠さずに俺に伝えてから

会いに行った。



それは裏を返せばやましくないってこと。

隠すことはないってこと。


林檎の誠意に答えたくて俺はほんとのほんとは

嫌だったが快く送り出すことにした。


俺の知らない時間が2人にはある。

林檎を今まで支えてきたのもロビン。

きっと林檎の目標なのもロビン。


俺のことをちゃんと好きだと言ってくれるのに

嫉妬心は消すことができない。


林檎が留学してしまえば、もっと

俺は嫉妬することになるだろう。


彼女の側にいれないのは、きっと

今よりも寂しいはずだ。


いつからこんなにも寂しいと感じる

人間になったんだろう。


俺は最近、林檎の留学が迫ってきて

ずっと1つのことを考えていた。


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