キャンディ☆

kei side

林檎は2年間の留学を終えて帰ってきた。


2年間の留学の成果を出すために彼女は

ある賞へと、参加した。

ホテルの大広間の前には

立て看板がありそこには

『新人MA大賞会場』

と書かれていた。


少し時間に遅れてしまった俺は

入ろうか入らないか悩んでいた。


そこに一段と大きな歓声と司会の女性の声。


林檎の名前が呼ばれた。


俺は急いで会場に入った。


別に賞に関しては取っても取らなくても

俺にとってはよかった。

林檎は2年間がんばったのだから。


中は思っていたよりもたくさんの人で

ごった返していた。


人の間をすり抜けながら舞台の方を見ると

林檎の姿が。



黒いシックなドレスに身を包んだ彼女は

もぅすっかり大人の女性だった。


たくさんのフラッシュの中で

笑顔で賞状と盾のようなものを受け取っている。



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