キャンディ☆
第5章

初・エステ

彼に買ってもらった自転車は

次の日には届いた。


それに乗って学校へと行くと

それだけで幸せだった。


友達からその自転車を褒められるたびに

幸せは増えるような気分だった。


自転車だけで、私は幸せを感じれる・・・

なんて安上がりな女。


今週の土日は、早速彼の美容室で

ヘアメイクの相談がある。


『すっごい奇抜な髪型に

 されたらどうしよう・・』

と少し不安だが、彼のセンスに

任せたかった。


早く土日になって欲しいと

その週は、私は浮き足立っていた。


そんな様子を友達は不思議そうに

思っていたようだが、私は

まだ、モデルをすることを言ってない。


びっくりして欲しいってだけで

黙ってることにした。

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