キャンディ☆

愛しい

兄貴は林檎ちゃんを見てすぐに

OKを出した。


もっと時間をかけて決定するのかと

心配していたのだが

すんなりOKってことは

林檎ちゃんはイメージどおりだったようだ。


林檎ちゃんもキョトンとしているが

決定したことに安心してるようだ。


澪は突然、帰国した兄貴に夢中で

2人で出かけて行った。


たまにしか会えないのだから

それも仕方ないだろう。


さて、俺はどうしたもんか・・・


俺は林檎ちゃんにお祝いといいながら

一緒にご飯を食べようと誘った。


それはお祝いに託けたただの

一緒にいたい気持ちだけだった。


彼女はまたうれしそうに俺に

笑顔を向けて後ろをついてきた。


『やばい・・・かわいい』


俺は彼女が後ろをついてきたことで

安堵した。

もし横を歩いていたら俺の顔が

にやけてるところを見られていただろう。





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