キャンディ☆
「いいよ~その表情。

 そのまま目線だけ上見ようっか」


そんなテレビで見たことのあるセリフを

今、私は言われて可笑しかったが

要求された通りに動いた。


どんな出来上がりになるんだろう?


そればっかり心配だったけど

なんとか無事に撮影は終わった。


終わりと言われるとドっと疲れが出て

その場にしゃがみこんだ。


その様子に最初に気付いたのは

彼ではなく、ロビンさんだった。


駆け寄ってきてくれて


「お疲れ様ぁ。大丈夫ぅ?」

そう言って私の手をつかんで

立たせてくれた。

「ありがとう、ロビンさん」

その瞬間、

カシャ・・・

シャッターの音がして

私とロビンさんは驚いた顔で

音のしたほうへ顔を向けた。

そこにはカメラマンがいて

カメラを構えた状態だった。

「今の2人、すっごくいい感じだったから」

そう言って笑っていた。


< 77 / 284 >

この作品をシェア

pagetop