週刊誌ライター
 当たり前のことだった。


 別にそれで死ぬとかじゃないんだし……。


 ジャーナリズムというのは、腹の探り合いである。


 そんな基本的なことを弁えてないなら、記者など務まるはずもない。


 悲惨だった昔の境遇が、あたしを言論の鬼へと駆り立てるのだった。
 

 書くだけの動機がある。


 興味本位じゃないと、雑誌のライターなどやれない。


 それに、どんなことでもあたしの戦績になる。


 まさに、あたしは綴るのだった。


 ちゃんとした文章から、罵言・暴言まで。


 昔の作家だって、雑誌などでは対等に言い争いしていたのを知っている。


 言論にはそういったことが絡む。


 何もないことはない。
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