週刊誌ライター
第15章
     15
 連日、睡眠時間が短い。


 昼間はパソコンのキーを叩き、記事を作る。


 ランチタイムなどに、一緒に食事に行く同僚はいない。


 あたしも単独で動くことが多いのだ。


 取材などをするにしても。


 週刊誌記者として、ギリギリのところまでやっていた。


 対象のプライバシーなどを侵害する寸前まで。


 だけど、別にいいのだ。


 仮に名誉棄損の裁判で負けても、雑誌が売れさえすれば。


 ほとんど気にしてなかった。


 報道など、所詮そんなものだ。


 常にそう思っている。

 
< 55 / 902 >

この作品をシェア

pagetop