週刊誌ライター
 あたしのキャリアには関係なかった。

 毎晩、遅くまで仕事する。

 終電で帰る生活が続いていた。

 ただ、別に気にしてない。

 残業も含め、仕事量が多くても、ライターとしての給料など、たかが知れている。

 フリーになっても、貧乏生活が続くだろう。

 自宅マンションも家賃の安いところを選んだのだし、食費、光熱費なども切り詰めていた。

 でも、希望を捨てない。

 ライターは過酷なのだが、楽しい職業でもある。

 決して楽じゃないのだけれど……。

 食事に行く時もスマホを持っていっている。

 ネットは常に見ていた。

 
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