週刊誌ライター
 疲れたら休むで。

 そう思っていた。

 交際相手もいないのだし、結婚も先延ばしになるだろう。

 仕事に生きるのだ。

 あたし自身、そうだった。

 昔から。

 土曜も正午まで寝ていて、起きてからアイスコーヒーを淹れ、飲みながらタブレットやスマホを見る。

 普通に寝過ぎるぐらい寝ていた。

 それだけいつもは睡眠時間も減るのだ。

 まあ、それほど意識してないのだけれど……。

 ライターの過酷さは昔からである。

 記事を挙げるまで、何時間でも残業しないといけない。

 
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