Destiny
とうとう出発の時間がやってきた。

もちろん親友朋子に電話をする。


「もしもーし!朋子?アタシもう出発だから、お別れの電話!」


「お別れって…一生のお別れみたいにいわないでよ。
気をつけていってくるんだよ?
あんなは男に騙されやすいんだから」


「むこうの人に恋するわけないでしょぉ!
とりあえず、いってくるわ、
お土産たのしみにしててねぇ!ばいびー♪」


初めての飛行機は少し恐かった。

揺れる揺れる


三時間半の辛抱だと言い聞かせて


あんなは妄想に花を咲かせていた。
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