なんかタイムスリップしちゃった姉弟が、新撰組とわちゃわちゃするお話2

あー、うん。察したよ。

きっと、山南さんはーーーー



土方「ーーー山南が、新撰組を脱走した。」

やっぱり。


そこにいた皆が目を見開いた。

その中でも山南さんを慕っていたものたちは信じられない、という顔をしている。


藤堂「嘘だろ!?」

土方「・・・本当だ。」

藤堂「嘘だ!!」


藤堂が土方に詰め寄り、その手紙を奪い読むが、その手は次第に震えはじめた。



土方「山南の手紙は行き先が示唆されている。

総司、いいな?」

総司「・・・御意。」

永倉「いや、ここは俺が行く!」

土方「駄目だ。」


山南さんは、厳しい人だったがその分慕われる人だった。


山南さんを慕っている人が追いかけても、そのまま山南さんを逃してしまう可能性が高い。


その点、総司なら新撰組のために確実に山南さんを捕まえてくるだろう。

結核を患ってはいるものの最近症状は落ち着いているので問題はない。
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