先生、私また風邪を引いたみたいです!




いつも爽やかに医者としての笑顔を向けている直也先生の新しい表情を見れて嬉しさが増す



そんな顔もするんだね



でも、そこまで考えてくれてたなんて…



すごい嬉しい



この会話を聞いて他の人達はどう思うのかな



ただの''医者''と''患者''だと思うのかな



少しでも、特別だと思われてるのかな



そう勝手に思っててもいいのかな




「直也先生心配してくれてありがとう。助けてくれてすごい嬉しかった。番号登録しとくね」



これ以上一緒にいると幸せすぎて、きっとバチがあたる



そんな気がして、私は最後にお辞儀をして直也先生の車を降りた
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