僕らの異世界、キミノセカイ
冒険はいつでも突然に
それは、本当に突然だった。




「なな、なんだありゃ!?」
「分かんねぇけど逃げろ!女と子供は飛行船に乗って別の島へ避難しろ!」

「アイガムル島はもう終わりだ!!]


突然空から降ってきた無数の星屑、隕石、そして魔石。
島にかけられるいくつもの魔法。
暴れ回る竜族の端くれ者。
島の至る所には魔法陣がかけられ、少しずつ島は炎にのみ込まれていく。

自分の生まれ育った故郷の街が破壊されていく光景。

僕はただ立ち尽くし、じっとその光景を見ていた。
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